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2013/12/04

癌の話

先日、癌の専門医の講演を聴いた。

素人にも実に分かりやすく、示唆に富んだ話であった。

まずは、癌という病気そのものの解説。

色んなデータを示しながらのプレゼン。

まずもって、癌は歳をとればとるほどかかりやすい病気であること。

そして、日本は、世界トップレベルの長寿の国であることからして

当然、癌の罹患者数は増加するということ。

1年間で130~140万人の日本人が死んでいるが、

癌による死亡は約40万人であること。

日本では、2人に1人が癌に罹り、3人に1人が癌で死んでいるという実態。

講師は、職業柄、多くの患者に癌である旨の告知をせざるを得ないが、

告知をされた本人は、決まって「まさか自分が、癌に罹るとは思っていませんでした」

と言うらしい。

これほど多くの日本人が癌にかかり、癌で亡くなっているにも拘わらず、である。

その後、喫煙と癌の関係の話。

喫煙者は非喫煙者の1.6倍、喫煙をやめた人でも1.3倍罹りやすくなるらしい。

それから、面白かったのが、あなたは、何で(何が死因で)死にたいですかという話。

死因には、癌を筆頭に、脳溢血、脳梗塞などの脳関係や心臓関係、さらには

災害や交通事故、自殺、老衰などがあるが、あなたはどれがいいですか?

という問いに対して、皆さん口を揃えて、癌は嫌だ、老衰が良いと言われます。とのこと

ただ、理想の死に方?である老衰で死ぬ人は、全体のわずか5%程度とのこと。

そして、一口に老衰と言っても、晩年はずっと寝たきりであったり、植物状態だったり、

アルツハイマーなどで周囲に迷惑をかけたりすることもあるし、自殺は別としても、

脳、心臓、災害、交通事故系は、即死だったりして、まだ、やり残したことがある的な

感じで死んで行くのもどうかと思う。そう考えると癌の場合は、即、死ぬわけでもなく

大抵の場合、当然前後するが、余命半年とか1年とか、ある程度猶予を持って死ねる。

従って、死ぬまでの間、本人も、家族も心構えも出来、残された時間を有意義に

使うことが出来るという点では、癌も悪くないですよという話であった。

なるほどねぇ・・・と思う。

俺も死ぬ時は癌が良いかなって思ってしまう。

そして、最後は、癌に罹ったらどう治療するかという話。

方法としては

①患部を切除

②放射線治療

③抗がん剤

④その他

もちろん①で治ればこれに越したことは無いと思うが、

もし、癌が転移しまくっていて手の施しようがない場合、あなたはどうしますか?という話。

①あらゆる方法を使って徹底的に癌と戦い、(副作用で苦しむことも覚悟の上で)

1分1秒でも病院で長く生きることを目指すのも一つの選択肢。

②最低限、痛みをモルヒネなどを使って抑え、他の治療は一切行わず、自宅で

家族とともに人間としての尊厳を維持した形で死を待つというのも一つの選択肢。

どちらが正しいということは無く、それは、考え方次第であるという話。

②の場合、癌だからあきらめるということでは決してなく、

癌に罹ってしまったことを受け止めるという考え方なんですよねぇ・・・という話。

なるほどねぇ・・・

俺は、絶対に②だよなあと思う。

医師が、癌の末期患者の家族と話をすると、①の1分1秒でも、そのためには

金に糸目はつけません的な要請をされることが多いという。

医師もそう言われた以上、その処置をせざるを得ない訳で

それが、本当に本人が望んでいることか疑問に思うこともあるという。

 

先生は結びで、”皆さん、死ぬことは嫌でしょうが、死なない人間なんていません。

元気なうちに家族の皆さんとご飯を食べながらでも、このテーマについて、

良く話し合っておくことが大事ですよ”と結んだのであった。

いやあ、実に考えさせられる講演だったな・・・ 

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